近いところでコロナの感染がありました、というようなとき
2020年12月10日
塾としては、医療機関や行政の判断で「自宅にいなさい」「外出してはいけません」などの措置がない限り、通常の形で授業を続けますし、出席していただいて構わないと考えています。
ただし、ご家庭の判断で「自宅で受講できれば」というご希望があれば、オンライン同時進行もできますのでご相談ください。←簡単なので全然すぐ出来ます。
以下は私見です。
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仮にどこかで感染が発生した場合に、どの範囲の人が危険で、どの範囲にいた人は安全なのか、実は我々が勝手なイメージで思い込んでしまっている場合が多いと思います。
例えば、A市でクラスターが発生したからA市民はみんな危険でしょうか?そんなことはないはずです。そんなことは頭では分かっているのですが、一方で「A市で発生したクラスターは夜のお店?じゃあ、A市の人みんなが危ないわけじゃないね」とか、「同じ職場だったの?じゃあ危ないんじゃない?」とか。勝手に「危ない半径」を決めてしまうわけです。
これって実はすごく非科学的ですよね。なんとなくのイメージで「同じ建物だったら危ない」とか「階が違えば大丈夫」とか、「同じ敷地内はどうなの?」とか言っていますが、そこに科学的な根拠はあまりないわけです。
ではどう判断するのか。それはきちんと医療の専門家によって決められています。
積極的疫学調査実施要領における濃厚接触者の定義変更等に関するQ&A(2020年4月22日)
に、「濃厚接触者」について書かれています。つまり、この定義に当てはまった人は気をつけるべきで、そうでないなら過剰に反応する必要はないわけです。(何をしてもいいのとは違います。)
ここを過剰に反応してしまうと、それはもはや偏見を生み出して社会的に大きなマイナスとなります。「医療機関のお子さまは保育園の利用を控えてください」などは最たる物ですね。これは、無知から来る偏見です。
※「濃厚接触者」の定義なんか信用しねえ!だいたい定義が途中で変わったり、そんなのは政府の一存でいいように操られているだけだ!という意見もあるのでしょうが、そういうひとは疫学ではなく政治を語りたいだけだと思いますのでここでは割愛します。塾の授業とは関係ないですからね。。。
そんなわけで、ささやかながら、コロナウイルスによって不利益を被る子が出ないよう出来る事をしっかり、冷静に見極めながらやっていきたいと考えています。