通信発送しました/高校の英語の苦労
2021年09月11日
9/11 18時頃通信を発送しました。
(ミスをしましたので追加もありまして、2通送られていますスミマセン)
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高校の英語勉強について。
高校生になると英語の点数が急に取れなくなることがあります。
ちょうどそんな話があって、関校の高1で暗記テストを少しやってみました。希望者のみ、水曜にやっています。良ければどうぞ。今日はそんな話です。
英語の勉強なのですが、はっきり言ってしまえば中学の英語が簡単なので、点数を取れることが当たり前になってしまうんですよね。
ところが、高校の英語、特に中間・期末テストは、ほとんどがただの暗記確認です。考えて解くようなものはほとんどありません。でも、今の中学生って、ほとんど暗記をやらなくてもそこそこ勉強している子だったらクリア出来てしまうんですね。しかも、教科書も「楽しい英語」にステータスを全振りしていますので(今年度改定から多少マシになりましたが)、覚えまくらないとできないという要素がほとんどなかったわけです。
ところが高校の英語は受験勉強です。暗記暗記暗記暗記・・・です。学校のテキストを普段ちゃんとやっています、予習をしています、だけではやはり点数になりません。平均プラスアルファくらいでしょう。
ここには重要な「復習」が抜けています。高校の勉強は圧倒的に復習重視なのですが、英語に関して言えば復習とはすなわち暗記です。ノートを何冊も使って書きながら覚えまくるという、昔ながらの暗記。日本のゆとり教育がこの30年で捨ててしまっていた暗記勉強をやるしかありません。
具体的には、文法の教科書・問題集については、出てくる文章・問題を全て文章まるごと丸暗記してください。(訳せるとか理解しているというのはもちろん前提です)
読解(リーディング)の教科書はさすがに全暗記はできないので(もちろんやっても良い)、単語や熟語あたりを中心に覚えるので構いませんが、ほかに「各ページ数行分くらい訳しにくい文章があるからそれを覚える」というのも心がけましょう。当然そこはテストに出る確率が高いです。覚えたら点になります。
英語は、本来、どんどん読んで書いて、どんどん話して使って習得するものです。語学勉強についてそれに異論がある人はいないと思います。
しかし、日本だと環境的に外国人と接する機会、英語を使う機会があまりないので、どんどん使うということについては自分でやるしか方法がありません。その代用に最もいいのが「どんどん覚えまくる」なのです。
中学のときから開智塾にいる子は、暗記を一杯やってきています。それはこのためです。高校に入ってからも、どんどん暗記しまくってください。英語は90点以上をキチンと取れる科目です。頑張りましょう!!
ちなみに、プラスαしておくと、スマホアプリに「スマートニュース」というものがあるのですが、その中で「CNN」のニュース記事を読むと高3生にとっては勉強になります。旧帝大以上を受ける子にとってはちょうどいいくらい(英検2級~準1級くらい?)ではないでしょうか。日本語にせず、毎日5分頭から読み流すだけでかなり勉強になります。社会人の方もどうぞ。TOEIC600前後の力がつくと思います。