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たいていのことは勉強のモチベーションになります。

前のブログで、450点以上を目指して行くには単に勉強だけでは足りないと言う趣旨のことを書きました。(書いたつもりというか)

 

 

 

 

いろいろあるのですが、その中の一つでいつも気をつけていることがあります。それは、その子の好きなこと・好きな物、特性を考えていかに勉強へつなげていくかということです。

 

 

 

 

将来の夢がある子は成績が伸びやすい・・・とは限りませんが、「夢がある方が具体的な目標を立てやすい」のは確かです。

 

 

 

 

親から見ると「そんなことしてる暇があったら勉強して欲しいわ」ということってたくさんあるんですが、本当に勉強の足しにならない物と、実は勉強につなげることが出来る物があります。足しにならない物の代表格はゲーム、インスタ、youtube、tiktokあたりのネット系ですね。「いやいや、youtubeは勉強になる動画もある」とおっしゃる方もいらっしゃると思いますが、勉強になる物もあると言うことと、それで実際に点数が上がることとは違います。僕は勉強系youtubeも結構見るのですが、具体的な問題を解説してくれている系は確かに勉強の助けになります。しかしまず大半は意味のない物です。少なくとも現状youtubeを継続的に使って点数を上げていく、勉強をそれだけで完結させるのは不可能と思います。なぜなら自分で手を動かさないからです。

 

 

 

 

反対に、「これって実は勉強につながるんですよ」という子どもたちの趣味や特性もたくさんあります。いくつか例を挙げてみます。

 

 

絵を描くこと。好きな子多いですよね。これはノートまとめに直結します。絵を描くのが好きな子は社会などのノートまとめが上手です。そしてなにより継続しやすいです。教科書に出てくる図表や写真をどんどん自分でイラストにしてノートに書いていきます。もちろん大切な事をまとめつつ、です。楽しいことは続きますから。

 

 

 

そして、絵を描くことを大学で学ぶことが出来ます。もちろん美大という手もありますがそれは今回は置いといて、例えば文学部に「美術史学科」なんていう学科があります。「文学部になんで美術?」と思われるかもしれませんが、文学部は文学だけをやっているわけではなく思想や歴史なども扱います。特に絵画はその時代を映し出すものです。超立派な研究対象です。最近では社会学的な方面からも日本の漫画やアニメーションはたくさん研究され、大量の論文が提出されています。

 

 

 

 

スポーツが好きな子。スポーツは、何もアスリートだけの物ではありません。そもそもスポーツの語源自体が「余暇」や「気晴らし」を意味する言葉だっただけあり、さまざまな角度から研究がされています。

 

大学では「スポーツ科学」という学問が流行りで全国の大学にあります。東大でもやってます。有名どころはやはり筑波大学とか早稲田大学とかでしょうか。そこでスポーツの歴史からアスリートの筋肉の研究までありとあらゆる勉強が出来ます。スポーツ用品メーカーなどに就職する子もたくさんいます。

 

 

 

 

地図が好きな子。ちょっと珍しいだろうと思っていたら結構聞きますね。とにかくいろいろな都市の様子をgooglemapで見たりするのが好きな子や、自分で想像の町を作ったりする子、さまざまな子がいます。

 

 

もちろん受験なら地理に直結します。地理と言えば理系のイメージですが文系でも選択出来ますので世界史&地理なんていう組み合わせて受験してもいいでしょう。大学ではそれこそたくさんの学科につながります。工学系で都市計画や都市デザイン、街路の再開発や地下鉄の路線を研究している人なんてのもいます。アート系でも同じような事は出来ますし、道路の補修を今後どうしていくかはとてもホットな話題です。電柱の地下化なんてのもぐんぐん進んでいます。どのように店を配置したら売上が上がるかとかは経営系の学科でやっていたりすることもあります。

 

 

 

・・・というような形で、子どもたちの好きな事ってかなり勉強のモチベーションに接続できるんですよね。極論すれば勉強自体にこうしたモチベーションがなくとも、単なる「ブランド志向なんで名前良ければ全て良し」でも全然OKなんですが、とにかくあらゆる面から勉強へのモチベーションを上げていくことは考えられます。

 

 

そういうことを1つ1つ発掘していくことが、まぁ趣味みたいな物です。よーわからん終わり方でスミマセン。でもきっと言いたいことは伝わったはず。

 

 

 

 

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