ついに
2021年01月17日
共通テストに「フーコー」「アルケオロジー」「エピステーメー」『言葉と物』「記号(論)」でた!!
現代文の授業を取ってくれた人みてるー??めっちゃ力説してたの、まさに今年の共テの現代文そのものだよ!!
ふーふー
あまりにドンピシャすぎて興奮してしまった。
評論の内容をざっくりまとめるとこう↓
中世…神がメインで、万物は神が作った物(とは書かれていないが当然にそれを意味する)であり、人間は神からのメッセージを万物から読み取る。神からのメッセージが読み取れない時、そこに妖怪が存在すると考えた。つまり、万物は神からのメッセージを示す「記号」であり、その記号を読み取るのが人間であった。
近世…「神は死」んで(これも書かれていないが当然にこれを意味する)、世界は人間のものとなり、そして万物は人間による研究対象となった。結果、人間が知り得た知識に対して人間にとっての意味を与えるようになる。これが新たなエピステーメーにおける「記号」である。つまり、物に意味づけするのは神ではなく人間であり、その意味づけが「記号」(本文ではここを「表象」と表記)となった。そして妖怪も、人間が創り出し意味づけした「記号=キャラクター=表象」となった。
近代…人間の知への探求が人間そのもの(神に取って代わった存在こそが人間である)となり、人間のなかによく分からない霊的な物をみるようになる。万物の霊長である人間、そしてその中にある「私」こそ近代が創り出した妖怪なのである。
あと、予測されていたように、出題形式の変更がかなり大がかりに行われました。
評論を読んでただ答えるだけではなく、さらにそこから「Nさんはこれを読んでノートにまとめた」とか、さらに出典元をたどって読んでまとめたというノートまで現れた。難しいわけではないが、来年以降はこれを時間内に消化するための訓練が必要になる。もう確実に訓練の領域。
小説は簡単であり内容も理解しやすい。ただこれも最後に「この小説についての批評」なる文章がつけられていて、そこからさらに展開していくという内容。とはいえ、これは前年までの内容と形式は違えどレベルが上がっているわけではないと思います。
そして古文漢文の和歌・漢詩、そりゃ字数は減るかもしれんが「字数が同じくらいならいいっしょ?」みたいなノリやめてくれないかな・・・