一覧に戻る

英語や古文などの全訳的な課題はどうすべきか

という話はたまに出ます。

 

 

 

曰く、「ちゃんとやっていこうと思うと時間が(or力が)なくて出来ない、どうしたら良いですか」

 

 

というものです。

 

 

 

では、ほかの点を取れている子についていえば、完璧にやっている子もいればそうでない子もいます。その子たちはなんで困っていますと言ってこないかというと、

 

・出来てて困ってないから言う必要もない

・やってなくても点が取れているから端(はな)からやるつもりがない

・全訳を完璧に、ではないがうまくやっている←今日はこの話です。

 

 

 

まず最初に気をつけて欲しいのは、「完璧主義なので、完璧に出来ないと嫌だからやらない」という言い訳になっていないか?ということです。そこは注意しましょう。結構ありがちです。

 

 

 

で、次に、「ちゃんとやっていく」というのはどの状態を指しているのかを考えましょう。

 

 

例えば高校の英語や古文の授業で全訳してこいという課題が結構あったりします。

 

 

まぁ、何だかんだいって大事なんですけどね。「全訳なんて意味ない」と言ったりする人も多いですが、例えば数学で4STEPや4プロセスを全部やっても意味ないという人は少ないわけで。というのも、4STEPや4プロセスは、たいていの学校で「※印だけやってこい」になっていますが、それ以外もやった方がいいのは間違いないですよね。補足、充足的な問題が出来る、似た別の問題が出来る、等々。英語や古文訳にも同じ事は言えます。

 

 

とはいえ、確かに時間や手間を省略した気持ちも分かります。

 

 

そこで、英語や古文で「完璧に全部訳をしてくる」というのは何を指しているかをよくよく考えてみましょう。実はほとんどの場合「授業中に当てられてもきちんと答えられる」ですよね。これをゴールだと考えると、文字通り「全部訳」を作らなくても「(授業準備として)完璧」な状態は簡単に作れます。

 

 

 

・教科書を縮小コピー(これ重要)し、ノートに貼ります。そこそこ余白が出来るように。

・授業中当てられてもすぐ答えられるところはほっとく。または単語を調べてノートに書いておくに留める。

・当てられて困りそうなところだけ余白部分にしっかり訳しておく。単語調べや品詞分解等忘れずに。疑問点が出たらすぐに聞きに行く。

・授業中の説明や補足も余白部分に書く。

 

 

 

そしてテスト勉強になったら、この余白部分を復習するわけです。その時出来なかった物を確認するのが超効率的に出来ます。

 

 

授業のどこかで同じようなことを説明されているはずですが、意外にやっていない子が多いです。お試しください。

 

 

 

友だち追加