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大学のオープンキャンパスおよび高校見学について

結論を先に書いておきます。

 

 

〇 行きたい大学・高校を実際に見てモチベーションを高める

× オープンキャンパス(OC)や高校見学を通じていきたいところを探す

 

 

とは言っても、たとえば第2志望の私大で金沢工業大と名城大で迷うけどどっちがいいかな~くらいならOKです。

 

 

何が違うかというと、「選ぶのか選ばれるのか」の1点につきます。

 

 

開智塾のみなさんはほぼ本命が国公立ですが、おそらく高3のみなさんはさすがにもう分かっていると思いますが「選ぶ」なんてぬるい状況ではありません。なんとかして合格出来るよう必死に頑張るしかない、指先が引っかかってる糸をたぐり寄せるような気持ちで勉強するものですよね。選んでる場合じゃないんです。それに対して併願私立などは自分が選ぶ側です。だからOCをみて決めるわけです。単純な市場原理です。

 

 

 

行きたい国公立なんてのはOCなんぞ、行っても行かなくてもどっちでもいいです。建物がきれいとかOCのプレゼンが楽しげだったとか、そんな志望動機で国公立を受けに来る子なんてほとんどいません。

 

 

 

もう一つ、これはみなさん分かっていらっしゃると思いますが、OCにしろ高校見学にしろ、広報宣伝活動です。良いことしか話しません。近年では公立高校まで高校見学を実施する時代ですが、公立1つ私立1つで十分です。それ以上行っても無意味なので、それくらいだったら普通に勉強した方がよいです。「普通科」を受けるというのは、雰囲気とかじゃなくて偏差値勝負の世界です。明らかに尺度が決まっているので、いける限り最大限良いところに行くのが最適解です。普通科高校→大学のルートは、自分は常に点数でふるいにかけられる側なのだという残酷な事実を自覚しておかねばならないと思います。(もちろん学校推薦型選抜などもありますが、それは点数が取れていてその上さらに高い目的意識が問われているのだということを忘れないようにしましょう)

 

 

全く真逆のことを言うようで恐縮ですが、これが早い学年だとちょっと話は違います。小学校のカドケドのノリでそのまま中学を過ごしてそれなりの高校に入ってみたものの、やりたい事はといわれて「はて?」とか「いろいろあって分からん!」見たいな子は、いくつか大学を回ってみても良いと思います。それもせいぜい高1、遅くとも高2の夏までで終わらせておきましょう。(たまに中3の感覚で高3になってからOCに行く子がいるので・・・今さら何やってんのって話です)

 

 

 

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