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気合いの入った本を

 

ちょいちょい、色んな本を買ってきては置いて・・・ということをしているのですが、で、(面倒で)ここでは紹介しない事も多いのですが。

 

 

 

今回は「都市で進化する生物たち」と「戦争は女の顔をしていない」(1~3巻)という両極端な本を置きました。

 

 

「都市で~」は、がっつり生物学・・・なんですが、人間の作った都市の中で進化する生物を追った本です。「飛ばないタンポポの種」「化学物質だらけの水で元気に泳ぐ魚」「足が長くなったトカゲ」などなど、都市に適応し進化した生物を調査したとても面白い本です。生物に興味がある人は是非読んで欲しいです。

 

 

 

一方、「戦争は~」は、ノーベル文学賞を受賞したアレクシェービチの同名作品のコミカライズ(マンガ化)版です。原作は第二次世界大戦に従軍した女性の声を一人一人インタビューしドキュメンタリー作品として発表したもので、非常に生々しく残酷です。ご存知の方も多いと思います。といっても、コミカライズに当たってはかなり配慮された表現で、ちょうど「はだしのゲンが残酷だから図書館から消えている」なんて話もある中、漫画作者や編集、出版に携わった方の苦労が見て取れます。大人目線ですが。

 

 

「私たちが通った後には赤いしみが砂に残った」

「私たちの穿いているズボンは乾ききってガラスのようになる。それで切れるんです」

 

 

「私は引き金を引き、そいつは倒れた」

「人を撃ち殺しちゃった!私が!」

「標的で訓練していたときはなんでもなかったのに」

「この人のことを全く何も知らないのに」

「殺しちゃった・・・」

 

「しばらくしてそういう気持ちはなくなった」

 

 

 

これをきっかけにぜひ原作にも手を伸ばしてもらえたらと思います。

 

 

 

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