保護者相談室:小学生が週6日塾に来るようになった話
2026年04月01日
最初は、どこにでもいる小学生でした。
そして今も、ぱっと見はどこにでもいる中学生です。
でも気づいたら、週6日、塾に来ています。
たった1年で、生活がガラッと変わりました。
ちょうど学年が変わるこの時期、ふと手を止めて「あれ?」と思ったことが今日のお話です。
現在那加中の※くん。
(最初はイニシャル入れてましたが、さすがに分かっちゃうのでやめました笑)
「小6になるし、そろそろ塾くらいは行っておいた方がいいかなと思って」
お母さんのこの一言の通り、
「まぁそろそろかな」くらいの感じで来てくれた子でした。
よくあるパターンです。
「さて、ここからどう変えていくかが塾の腕の見せどころ!」
…と思われるかもしれませんが、実際はちょっと違います。
子どもの変化って、
・ある瞬間にパチッと音が鳴るように変わる
・ふわっと、気づいたら変わっている
大体このどちらかです。
僕らは環境を用意して、その環境を使っている子たちが、ここにはすでにいる。
そこにどう染まっていくか。
その染まり方が子どもによって違うのかな、というのが正直な感想です。
※くん。
小学生のとき、家では学校の宿題だけ。それが終われば勉強は終わり。
まぁ、今どきですよね。
特にサボっているわけでもない。でもそれ以上やることもない。
「ちゃんと義務は果たしてます」みたいな感じ。そんな状態でした。
変わったきっかけは、塾の宿題です。
授業で出された宿題が、ちょっと難しかった。
最初は家でやろうとしたけど、なかなか進まない。
そりゃそうです。スイスイできるなら宿題の意味がない。
実際、
分からない問題にぶつかる
↓
手が止まる
↓
勉強が途切れる
↓
終了
そんな日もあったそうです。というか、こういう子めちゃくちゃ多いんじゃないでしょうか。僕もそうだったし。
※くんが偉かったのは、ここで自習室に来たことだと思います。
「やる場所」を変えただけです。
これまで
「手が止まった→終了」
だったのが
「手が止まった→とりあえず質問してみる」
に変わった。
この変化は大きいです。
たぶん本人に大きな意図はありません。
「分からんと終わらんし、聞いた方が早いわ」って言ってたと思います。
そして、次に変わったのは授業のあとです。
それまでは授業後すぐ帰宅。
それが、
「授業後に全マルしてから帰る」
に変わりました。
これも特別な理由ではなく、
「終わらせてから帰った方が気が楽」
このくらいです。
でも、分からないところはその場で直す。できる状態にしてから帰る。
これだけのことですが、これは大きい。というか、勉強が伸びる核心に近い。
実際、開智塾は授業後すぐ帰る子の方が少数派です。
もちろん強制ではありません。お迎えの都合もありますしね。
すぐ帰る子は、別の日に自習室でやっていることも多いです。
人それぞれです。
※くんはさらにもう一段変わりました。
全マルが終わったあと、また自習室の席に戻ってカドケドをやり始めたんです。
これ、当時は気づきませんでした。
自習室でカドケドやってる小学生、普通にいますから。
理由はシンプルでした。
「お母さんが7時に迎えに来るから」
それだけ。
6時半授業終了
↓
全マル
↓
7時まで時間がある
↓
カドケド
この小さな変化。勉強時間にして15分。
ここまでで2ヶ月くらいです。
変化はゆっくり、でも確実に。
勉強って生活習慣なので、小学生のうちは無理しないで少しずつが鉄則です。
実際、開智塾の暗記テストも
入塾後1ヶ月:半分できればOK
入塾後2ヶ月:8割できればOK
入塾後3ヶ月:満点に挑戦
こうしています。
※くん、さらに進化を遂げました。
授業がない日です。
最初は来ませんでした。
でも今は違います。
「来週までの宿題をやりに行く日」
になっています。
・授業の日は全マルに集中。
・翌日は宿題に集中。
つまり、
週3日の授業
+
週3日の自習
結果的に、週6日塾に来ています。
こう書くと「週6日も塾に!?」と思われるかもしれません。
でも実態はそんな大げさな話じゃありません。
だって、※くんは「塾でやって、家ではほとんどやらない」んです。
これ、かなり理想的じゃないですか?
家で「勉強しろ」と言われてふてくされるより、塾で毎日少しずつやって、家では普通に過ごす。
結果として「毎日勉強」ができている。
特別なことはしていません。勉強法を変えたわけでもない。(多分)才能があったわけでもない。
ただ、
・やる場所ができた
・その場で直す習慣がついた
・次にやる日が決まった
それだけです。
小学生のうちは、「どれだけやるか」より「どういう環境でやるか」の方が圧倒的に大きいです。
最初は学校の宿題だけだった子が、気がつけば週6日塾に来ている。
そして今、中学では学年10番台。小学校の通知表の◎は6個しかなかったのに、今は内申40前後。
これ、「最初からできる子」ではなく、「できるようになった子」の典型例です。
こういう変化は、珍しくありません。
何か特別なことをしなくても、環境が変わると行動は変わる。行動が変わると、結果も変わります。
逆に言うと、環境が変わらないのに人だけ変わる、は無理です。
でも多くのご家庭は、家で戦っている。
親子で戦う
時間と戦う
スマホと戦う
やる気が出ない自分と戦う
めっちゃ大変やん。
たぶん、環境です。
それはお父さんお母さんのおかげなんですが、おうちが快適。リラックスできる。もちろんすごくいいことなんですが、勉強にはちょっと向かない。
リモートワークが思ったよりうまくいかなかったのと同じです。
大人でも難しいんだから、子どもならなおさらです。
ちなみに。
※くんの後ろには、たぶん「ナイスアシストをしてくれた誰か」がいらっしゃいます。
・迎えの時間を7時にしてくれた
・授業がない日も送り迎えしてくれた
もう分かりますよね。
ご家庭でのサポートは、つきっきりで教えることだけではありません。
迎えの時間を少しずらす。
それだけでも、変わるきっかけになります。
これは一例です。
その子に合ったやり方があります。お父さんお母さんだけがおうちで苦悩しなくていいんです。僕らと一緒に考えていきましょう。
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