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中学生の英単語帳

ちょいちょい質問されてますので、まとめておきます。

 

結論から言えば、中学生に単語帳は必要ありません。

 

・教科書の後ろに単語一覧があること

・単語のみで覚えるより、文章の中でどうやって使われているかを覚えた方がいいこと(開智塾では暗記テストというかたちで教科書の文章暗記をやります)

 

ちなみに文科省のサイトに↓こんなページがありまして、これらは学習指導要領の「中学校で1200語程度を覚える」という指針に基づいています。

 

中学校外国語における学習支援コンテンツ (令和3年9月16日時点):文部科学省 (mext.go.jp)

 

 

よって、中学生の単語帳を買ってきたとしても、内容は大して変わりません。並び順やイラストに違いはありますが、逆に言えばその程度しか差別化するしかないわけです。

 

 

ちなみに、高校生になったら単語帳を使って数千語の単語を覚えていくことになります。

 

 

 

高校は基本的な文章が書けるようになり、そこに新たな単語を入れ替えて使っていけばいくらでも文章が書けることになります。簡単な例で言えば、

 

 

You are beautiful.

 

が分かった状態でtiredを覚えれば、じゃあこの文章の単語を入れ替えて

 

You are tired.

 

にすればいいんだね、となるわけです。だから高校生は単語をたくさん覚えて、たくさんのことを表現する力を身につけていくようになります。

 

 

これを無視して単語だけ、「tired:つかれる」だけ覚えても、

 

 

I tired.

 

 

という間違いになってしまいます。そもそもtiredが形容詞で、beautifulと同じように使えるんだという文法知識が必要なんですね。

 

 

 

開智塾的には、基本は教科書の本文を暗記していきます。

 

その上で、その単元に合わせたテキストを使っていきます。

 

そうすると、どの単語がどう使われているのか、肌身で感じて覚えていくことが出来ます。さらに英作文能力も上がります。単語だけ知っていても英作文は出来ませんからね。

 

 

ただし、不規則変化動詞は覚えなければどうしようもありません。教科書に出てくるのだけコツコツ覚えていては追いつかないので、教科書に載っている不規則動詞一覧を一気に暗記テストとして覚えてしまいます。

 

 

 

で、開智塾のエリアには英語の教科書が2種類存在するのですが(関市・美濃市はnew crown、美濃加茂市・富加町・各務原市はNew horizon)、不規則変化動詞の暗記プリントをそれぞれで作ると結果ほとんど同じものができあがります。「覚えるべき物」が最初から決まっているので、教科書が変わっても単語自体はたいして違いはない。すなわち、それをベースにした単語帳も大して違いはない、となります。

 

 

 

というわけで、みなさん暗記テストを頑張りましょう!塾の暗記をしっかりやっておいてくれたら、高校入試は全く困らないです。ご安心ください。

 

 

 

※Z会の「速読英単語」という、単語帳の名を借りた速読練習本がありますが、単語の練習というより速読の練習としておすすめです。中学版もありますが、まぁ中3になってからでいいと思います。高校生のみなさんは、速単入門編をだーっと読む練習をしましょう。和訳せず、英語のまま理解しながら頭から読んでいくのです。これが出来るよう何度も練習すると共通テストの英議で時間が余ります。

 

 

 

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