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公益法人という謎組織

・・・というと、世界征服を企んでそうですが、要するに「公益性の高い会社」と言うことになります。

 

 

公益法人と一言で言っても、一般社団法人、一般財団法人、公益社団法人、公益財団法人、・・・とまぁ色々あり、基本的には「利益を(求めてもいいが)分配はしない」ので、「利益を求めて株主に分配する」株式会社とは性質が違います。公益性が高いが利益が出しにくい分野などで活躍したい場合にいい制度ですね。税などさまざまな面で優遇があります。

 

 

 

本題です。就職先としてどうなのか。

 

 

基本的には、一般企業に対する目線と同じでいいと思います。「財団法人のほうが安定している」とかそう言うことはありません。かつては官からの天下り先のイメージがありましたが、逆に言えば政治や官の情勢によっては一発で統廃合されるということでもあります。

 

 

また、近年はいろいろな公的機関が民営化していたりしますのでその境目が非常にややこしくなってきています。さらにNPOやNGOなど、これまた形態や目的によって違う組織もあります。

 

 

公益法人協会登録企業

 

↑協会加盟企業だけですが、なんとなく何をやっているか分かるような分からないような。

実際には公益法人は全国で10000社近くあるようです。

 

 

さて、一般に「いい大学を出て就職するぜ!」みたいなときに人気のある公益法人となると、

 

特殊法人一覧(総務省サイト)

 

↑これなんかを見ていただければ分かるとおり、超巨大企業といっても過言ではない就職人気も高い組織がたくさんありますね。NHKやJRA(日本中央競馬会)、JH(日本道路公団)、宇宙開発事業団、理化学研究所などはご存知の方も多いと思います。また、日本開発銀行など聞き慣れない組織もあります。(ちなみに日銀は株式会社ではないものの、東証一部上場だったりする、また別次元の専門家集団ですね)

 

 

このサイトに出てくるような企業は非常に就職人気も高いのですが、よく見たら「ん?」と言うのもやはり混じっています。

 

 

本州四国連絡橋公団(明石海峡大橋などを整備する公団)はスタート直後から超大赤字の累積マシマシ状態ですし、国鉄清算事業団のような一定の役目を終えたら終わるところもあります(名駅近くの笹島貨物駅跡地が最近やっと開発されてきたりしているのを見ると、まだまだかかりそうですよね)。

 

 

 

こうした公益財団は(特に大きなところは)財団の設立目的や規模、決算状況がはっきり分かりやすい利点がありますので、就活の際にはきちんと調べられるので助かります。途中で会社なくなったら困りますもんね。結局は普通の企業を見るように見ることが重要ということが分かっていただけると思います。

 

 

 

終わり。

 

 

・・・といいたいところですが、ここからが肝心です。こうした「企業を判断する知識」は、残念ながら高校でも大学でも身につきません。大学3年の終わりにいきなり就活セミナーとか始まって、万人の闘争状態に放り込まれるのです。知識がないと出遅れたりよく分からない業界に入ったり散々な目に遭います。

 

 

 

そんなわけで、大学生の皆さん(と、これから大学生になる皆さん)は、大学に入ったら出来れば一般教養でいいので財務関係の勉強は少しでいいのでしておきましょう。「経営・マーケティング」の方面の勉強ですね(「経済」ではなく)。よーわからなかったら聞きに来てください!