受験校をどこにするか ① 高校生編
2021年01月14日
この時期、受験校の決定は大変な作業です。
まず最初に高校3年生ですが、とりあえず今は共通テストの結果待ちですね。その点数次第で考える事になります。(合否判定もかなりの精度で出ます)
考える軸は大きく分けて↓の2つだとおもっています。
・1番重視することは、「下げて後悔しないか」、
・次に、「保護者の方との共通理解はあるのか」です。
この時期よく「滑り止めで○○大学、滑り止めの滑り止めで▲▲大学を受けようか迷っているのですが」という相談があります。気持ちは分かります。ですが、いつもこう返事をしています。
「そこしか受からなかったら入学するの?」と。
しないなら、そこを受けるより「ここなら行きます!」ってところを増やした方がいいよね、と。
受験は心配が多いのでつい下へ下へ出願をしたくなりますが、実際受けに行くとなるとお金、時間、精神の負担が大きいです。願書を出す面倒くささも侮れない。滑り止めというのは、「受かったら行く」の一番下くらいと思っていただいてもいいのではないかと思います。安全パイばかりむやみに増やしても仕方がないのでそこはある程度減らして覚悟が欲しいところです。(浪人生は財力が続く限り受けよ!!)
ちなみに、もう一つ鬼の質問がありまして、「もし滑り止めだけ受かって入学するじゃん?で、自分より下のやつが全滅→浪人して来年自分より上に行っても全然余裕?」です。
これ、不思議とほぼ100%「それは絶対嫌です。」って答えます。
確かに18歳の1年は大きいのですが、下げて一生後悔しないか。
または、後悔なしに「やりきったからダメなら下へ行きます」って言えるか。
そしてこれら全て含めて、親子で話をしておく必要はあります。おうちの考え方がすごく出るところですので、ここはぜひ統一しておいていただきたいところです。絶対浪人がダメなら受かるところ探さなきゃいけないですしね。最終的には人それぞれなんです。
「子どもに任せます」は、この時期さすがにちょっと辛いと思います。確かに、今の受験の状況が分からないと言う方も多いですし、今まで子どもに任せてきたし、ということも有ろうかと思います。それでもやっぱり子どもが気にしていることがありまして、それはズバリお金です。
「受験で使えるお金はいくら以内」という金額の目処は伝えてください。高3生はお金がある限り受けたいのが人情ですので、無限に受ける事がないよう金額で切ってあげるのも大切なサポートです。
金額だけはどうしようもないですが、それ以外は実は塾に丸投げしていただいても結構大丈夫です。成績なんか見ながら個別に話したりはよくしています。塾で言われると親に相談するより覚悟が決まる子も多いです。「塾で相談しておいで」と一言言ってあげるのも大きな力になります。ぜひ