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子どもが言うことをきかなくって・・・

というお父さんお母さんは多いと思います。

 

 

 

まぁ、何でもかんでも言うことをきいていたら怖いというか異常なのであって、言う事なんて聞かないのが正常です。

 

 

 

とはいうものの、糸が切れたたこではありませんので、要するに「自律」して欲しいわけですよね。しかしこれも難しい。小中学生ならなおさらです。

 

 

 

そこで、勉強と生活というのをまず切り分けてみてください。

 

 

 

とりわけ「勉強しなさい」系は、子どもは聞きません。親としてもこれは指導しづらいんですね。原因は「ゴールがないから」ではないでしょうか。どこまでやってもゴールはないし、3時間勉強しても2時間遊んでたら「そんなに遊んでて大丈夫?」と言いたくなるのが親心です。子どもからしても「この呼びかけには終わりがない」と分かっているので、なかなか聞く気になれません。

 

 

 

一方で、生活関連の小言はゴールが分かりやすい物が多いです。

 

 

 

「脱いだものはカゴに入れてきなさい!」

「靴をそろえなさい!」

「早く風呂に入りなさい!」

 

 

 

あたりは、ゴールが決まっているので、根負けせず言い続ければ目標を達成出来ます。

 

 

 

意外にこんなところが大事で、些細な場面で親の言うことを聞いていると、そのうち少しずつ大きなことを聞くようになります(可能性があります)。これは心理学・・・というよりセールスのテクニックに「フットインザドア(foot in the door)」テクニックというのがありまして、とりあえずドアに足を突っ込むことが出来れば体も入れられる・・・と言うものです。どーせ勉強しろって言ってもきかないなら、生活面だけはきちんと言っておこうということですね。

 

 

 

では勉強については?となると、これはどう考えても塾の自習室に放りこんだほうが早いです。塾の自習室に来ている子は、まぁ勉強しています。しゃーないんですよね、他にすることがないので。でもこれが大事です。周りの子がやってるから自分もやるしかないですしね。

 

 

 

塾の自習室に来ている子は、そこでマル付けをしたりしますので全マルなどがどんどん進みます。(正直、いつでもマル付け対応をよどみなく出来るわけではありませんが、今はアルバイトの人も来てくれていますしかなり対応が出来ていると思います。)

 

 

一方、家でやってきました組の人は、1週間後にようやく1回目のマル付けトライです。そこで違っていたらまた1週間後・・・。実際、こういう子が何人かいます。1ページを直すのに1ヶ月かかってしまっていますので、ものの数日で終わらせる子からすればとてつもない差になってしまうわけです。このタイプの子は間違っていても自分から聞く事はまずありません。直してきました→×でした→持って帰ってまたやってみました→また違ってました→・・・の繰り返しなんですね。そのうちやり方も忘れます。そしてオリジナルの解法を試して持ってくる・・・と。それでもやらないよりは遥かにマシですが。。。

 

 

 

 

「自習室だと集中できない」「マル付け見てもらえない」などの話ははっきり言ってかなり嘘なので、ぜひ自習室に連れてきてください。僕らとしても授業中ではない、より真実の姿を見られるのでありがたいです。

 

 

 

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