勉強のスパンを考える
2022年10月04日
勉強に限らずなんですが、
1日
1週間
1ヶ月
3ヶ月
1年
3年
という区切りを意識することは非常に大切です。小学校のうちに是非身につけておきたい習慣は、具体的に何をやるという話の前に、どれくらいのスパンで取り組むかです。
1日←日々の全マルや宿題
1週間←週ごとの暗記テスト
1ヶ月←月刊テスト
3ヶ月←全国模試
1年←学年ごとの進捗
3年←受験
特に小学生は、つい1日だけのことを考えてしまいがちです。学校のテストも単元が終わったらすぐテストなので、テストが終わったら忘れてしまいがちです。
そこで、開智塾ではさらに1ヶ月、3ヶ月というスパンで考える習慣をつけてもらいたいと思って取り組んでいます。
月刊テストは塾の授業(国算)以外の内容を中学校の教科書から持ってきて、暗記テストをします。
全国模試は中学校の中間・期末テストのタイミングと同じようにしています。
こうすると、「3ヶ月先にここがテストに出るかもしれない」「3ヶ月前の事を復習しなければ」という発想が出てきます。まさに中学生の発想ですよね。(もちろんそれが社会人としての必要な時間感覚の養成につながるわけですが)
で、最初は戸惑いますが慣れてくると「月刊テストはいつ頃から勉強すればいい」とか「全国模試の範囲はどこ?」という考えや質問が出てくるようになります。点数が取れている子たちは、そうした計画が(ざっくりでしょうが)頭の中に出来ています。
忘れがちですがかなり重要な事だと思います。無理なく身につけていくにはやはり小学校のうちからきちんとやっておきたいわけです。開智塾が小4からスタートになるのはそのためです。小6では正直なかなか自分の生活を変えられないんですよね。1日のyoutubeの時間を急に減らせといってもなかなか出来ないわけです。
もちろん、いきなりみなさんがこれを出来るわけではありません。一人一人なにから出来るようになっていくかは結構違いますので、その子その子の課題を1つ1つクリアしていくように指導していかなければなりません。これがなかなかたいへんなんですよね。1学年せいぜい15人程度に抑えているのはそのためです。