超級プリントのコメント
2022年11月02日
中1~中3のみなさんは、毎月「超級プリント」として英数のやや難しい・・・というかだいぶ難しい問題をやってもらっています。
配布→期限までに提出(ここで出さないと授業に出席できない)→授業→直し→全マル後再提出
という流れなのですが、最後の「全マル後再提出」のあと全員のプリントにコメントを入れたりシールを貼ったりしています。
面白いもので、こんな仕事を何年もしていると、プリントを見るだけでどの程度分かって書いているのか、ただ式だけ写し取って計算して答えを合わせただけなのか、または人のを写したのか、一目瞭然です。本当に理解出来ているのか怪しいのも多々あります。まぁそもそも全部の問題を全員が理解出来るとは思っていません。一つでも二つでも実になるものがあれば、ただ出来ることを延々繰り返しているよりは遥かに良いので、月1ペースでやっているわけです。頭ぐわんぐわんに使って欲しいですね。
プリントの最終的な出来は色々なのですが、厳しいコメントは書きません。できるだけアドバイスや誉めることを書くようにしています。また次頑張って出したいなと思ってもらえるように工夫をしているつもりです。
が、今回は中3の子3人には厳しく書きました。もう中3の10月も終わろうとしているところですから、いつまでも甘やかしていても仕方ないレベルで「やる気あんの?」って子たちです。たぶん本人たちは、自分では頑張っているつもりなのでしょう。というか、頑張っている風な日々を過ごしているつもりでしょう。これまで何度も「分からない所はとにかくすぐ質問して分かるようにしないと出来るようにならないよ」という話はして、コメントにも書いてきました。でも全く改善が見られず、成績が下がる一方でもなお変わらない子たちです。「なにしに塾に来てるか分からん。いい加減受験生の自覚を持ってください」的な事を書いておきました。
さて、そのコメントを見た後様子が変わったかというとそうでもありません。残念です。露骨に「むかついてます」という態度の子もいてガッカリなのですが、想定内です。
授業中に分からない所を聞くタイミングはいくらでもあるけど黙っている。気軽に聞きに行ける優しい先生がいないときは友達同士で見せ合って答えを書き込む。自習室でしゃべっていて「あの子らうるさい」と言われている。などなど。
全部、塾あるあるなんですが、小学生や中1中2ならいいですよ。それを何とかするのが塾の仕事でしょと言われればそれもそうだと思います。しかし中3の10月でこれでは。
変わりつつある子もいるにはいます。でも受験はタイムリミットがあります。辛辣な事を言わざるを得ないこともあります。はよ気づいてくれよ。こっちだって嫌われたくてやってるんじゃないんだよ。
ちなみに、とてもよく出来る子たちは、普段使っているテキストではほとんど質問をしてくることはありませんが、超級プリントになると質問に来てくれたりします。450点を超えてなお伸びて行く子ってこういう感じです。してやったりです。