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5分で分かるウクライナ情勢(8)

 

その1

その2

その3

その4

その5

その6

その7

 

 

戦況が大きく動き出してきたようです。

 

 

東部ザポリージャ原発の稼働を完全停止しました。

ザポリージャ原発 安全のため稼働中の原子炉停止させ冷却へ | NHK | ウクライナ情勢

 

ザポリージャ原発は世界第3位、ヨーロッパで第1位の規模の原発(世界最大は東電・柏崎刈羽原発(新潟県))で、数ヶ月前よりロシアに武力占拠され、何度も砲弾が撃ち込まれたり電力供給がストップしたりを繰り返していました。(原発の安全稼働には外部電源が必要)

 

ザポリージャ原発はウクライナ全土の5分の1の電力をまかなうので是が非でも運転を継続したかったのですが、ウクライナ側職員2人が殺害され、なお200名が拘束・行方不明などあったようで、安全のためもはや稼働の継続は不可能と判断、冷却に入った模様です。

 

6機中5機はすでに停止作業に入っており、冷却のための外部電源が必要でしたが、送電線などを破壊されたため6号機でまかなってきました。現在送電線が復旧し外部からの電力供給があるうちに6号機を停止させようということのようです。

 

一方ロシアは原発を「核の盾」として使ってきたので、停止されてしまうのは困るのですが、運営企業(エネルゴアトム:ウクライナ企業)が停止作業に入ってしまうと(恐らく技術・運用面で)手出しが出来ないようです。

 

他国からウクライナへの電力供給が必要になります。世界的な電力需給が逼迫するなかでうまく行くのでしょうか。

 

 

さらに、欧米から無限に支援を受けられるウクライナ軍と、グダグダのロシア軍の戦況が変化してきました。

 

 

以前黒海艦隊への砲撃などの話がありましたが、いよいよロシアが一部地域からの撤退を始めています。

 

【ウクライナ】ロシア国防省、ハルキウ州での撤退を確認 – Bloomberg

 

 

ウクライナは一気に反転攻勢に出たいところです。数日プーチンの動向が伝えられていないので、非常に恐ろしいです。核兵器など使わなければいいのですが。

 

 

 

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