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5分で分かるウクライナ情勢(18)

 

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ロシア軍の中核を担ってきた民間軍事会社ワグネル(創設者プリゴジン氏)が、ここに来てロシア国防省(建前上プーチンに対してではない)に対して反旗を翻しました。

 

 

ワグネルのプリゴジン氏、ロシア軍幹部と強く対立 首都へ部隊北上か - 日本経済新聞

※画像は日経新聞

 

 

もともとプリゴジン氏はプーチンの側近で、プーチンの料理関係を担当していたようです。料理担当というのは結構大切な役職で、プーチンのような立場になると常に毒殺のリスクに晒されているわけです。そんなわけで信用出来る人物にしか料理を任せる事が出来ません。それくらいの関係ではあったと言うことです。

 

 

 

その後、プリゴジン氏は政府の要職を離れて「民間軍事会社」を設立します。もちろんプーチンのお膝元です。それなりに手続きが必要な国防省に対し、民間軍事会社はあくまで民間ですから、金さえ払えば動く私設の軍隊です。加えて、民間軍事会社になると兵士はロシア人である必要すらありません。外国人の傭兵(金を払って雇う兵士)など何でもありですし、実際今回の軍事侵攻では囚人もワグネルに委ねて「生きて帰ってきたら懲役から解放してやる」というめちゃくちゃな軍隊を組織してワグネルで働かせていました。

 

 

 

ところが5月あたりでプリゴジン氏「弾薬とか全然届かねぇ!国防省なにやってんだ!」など、ショイグ国防相・ゲラシモフ参謀総長を名指しで批判するなど、関係が悪化していました。(プーチンの名前は出していない)

 

 

 

そして今回、いよいよ「ざけんな!もう言うこと聞かねえ、これからロシアと戦ってやる!モスクワに進軍するぞ!!」と反旗を翻しました。あげくに「今回の戦争はNATOとか領土奪還とかそんなん関係ねぇ!」とまで言ってのけました。

 

 

 

プーチンは緊急大統領演説で「やめろ!とんでもないはなしだ!」と。

プーチン大統領【演説全文】ワグネル プリゴジン氏が反乱か | NHK | ロシア

 

 

 

ここで、誰が関与してどういう話があったのか分かりません。一説にはベラルーシ(=プーチンと超お友達)の仲介があったのでは?といわれていますが、モスクワに向けての進軍を半日で止めます。

 

 

プーチンとしてはひどい裏切り行為でメンツ丸つぶれなんですが、とはいえ、背に腹は代えられず。

 

ワグネル プリゴジン氏が反乱か 一転“部隊引き返させている”と主張 | NHK | ロシア

『前線での活躍を考えると、今後も従うなら罪には問わない』

 

 

とか言い出してます。

 

 

 

誰がどう見ても、ロシア軍の統制はまともに執れていません。このまま一気にプーチン政権崩壊、せめて軍事侵攻撤退まで行くといいのですが・・・。

 

 

 

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